独立行政法人 労働者健康安全機構広島産業保健
総合支援センター


治療と仕事の両立支援

取組み・活動報告

広島県地域両立支援推進チーム

平成29年7月29日、地域の実情に応じた治療と仕事の両立支援を効果的に進めるため、広島県における関係者のネットワークを構築し、両立支援の取組の連携を図ることを目的に「広島県地域両立支援推進チーム」が設置されました。
治療と仕事の両立支援を推進チーム一丸となって支援します。

事務局:広島労働局 労働基準部 健康安全課 TEL:082-221-9243

広島県地域両立支援推進チーム設置要綱 [PDF:101KB]

令和3年11月25日連絡会議

下記議題で、新型コロナウイルス対策のため、Webで開催されました。
  • 治療と仕事の両立支援のための「地域両立支援推進チームの設置について」の一部改正について
  • 設置要綱の改正について
  • アクションプランについて
  • 活動状況報告
会議において、各組織で取組と方向性を共有しました。

令和2年7月7日連絡会議

下記議題で開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止のため、資料の回覧、確認となりました。
  • 運営方針について
  • 昨年度の取組状況報告
  • 研究報告
  • 多職種による両立支援事例検討会の報告
  • その他

広島県地域両立支援推進チームの活動

令和2年11月20日事例検討会開催

県内の両立支援コーディネーター基礎研修を受講された方を対象に、事例検討会を開催したところ、保健師、医療ソーシャルワーカー、社会保険労務士、キャリアコンサルタント、企業労務担当者等22名の方のご参加をいただきました。

今回は、コロナ感染拡大防止のため、グループワークの実施が難しかったため、定員数を抑え、参加者には、事前に課題を提出してもらっての参加でした。

冒頭、広島労働局労働基準部長による挨拶があり、続いて、広島県地域両立支援推進チームの有識者委員である木谷宏氏(県立広島大学 大学院経営管理研究科教授)のよる「両立支援の意義とメリット」と題した講演の後、同じく広島県地域両立支援推進チームの有識者委員である豊田章宏氏(中国労災病院 治療就労両立支援センター 所長)のナビゲーターによる「事例に基づく研修」が実施されました。

令和2年11月20日事例検討会
感染症対策に配慮した配席等、会場の工夫を凝らして

治療と仕事の両立支援のために、職場から医療機関、医療機関から職場という双方向の情報提供にあたり、どのような情報が求められ、何が必要なのか、各資格や各立場の違いを理解したうえで、両立支援プランの作成まで、具体的な書き方等も含め、多職種で検討しました。

結果、それぞれの立場では、見方や考え方も異なり、先入観で見ないこと、きちんと労働者と一緒になって関係機関が連携しながら支援することの重要性を学びました。

事例検討会

令和3年11月26日「事例検討会」開催

令和2年度まで広島県地域両立支援推進チーム(事務局:広島労働局健康安全課)が主体となって開催しておりました、治療と仕事の両立支援「事例検討会」を、令和3年度より、広島産業保健総合支援センター主催で、ハイブリット形式で開催し、会場9名とWeb15名 計24名の方々に参加いただきました。

「糖尿病のAさんが、合併症や副作用に留意しながら治療と仕事を両立するためには何ができるかを考える」をテーマに、中国労災病院治療就労両立支援センター豊田章宏所長が、統括ファシリテーターを行い、『職場の立場で』が3グループ、『医療機関の立場で』が2グループに分かれ、ディスカッションを行い、各グループの意見発表、その後全体でディスカッションをしました。

令和3年11月26日「事例検討会」開催
会場の様子

アンケートからは、「各立場からの意見を聞けて良かった。」「事例が身近な疾患だったので色々な意見がでていた。また参加したい。」等の感想をいただきました。

初めてのハイブリット形式での「事例検討会」開催のため、不安がありましが、「継続してほしい。」の声もあり、今回の内容を振り返り、課題を次回につなげていきたいと思います。


令和3年度 就労支援セミナー報告

「就労支援から『治療と仕事の両立』を考える

セミナー概要・目的

支援対象者が、治療と仕事を両立できるようにしていくためには、労働者(患者)、雇用主、医療機関など、それぞれの立場に応じた支援の実施や、両立支援に関わる関係者との調整をし、多職種で連携を図り、支援をしていく必要がありますが、適切な支援機関と連絡調整をしていくためには、まずは、関係機関の支援内容を理解することが必要と考えました。

そこで、就労支援の大きな枠組みの中から両立支援を捉え、多職種で連携がとれるようになるためのセミナーを令和3年8月から令和4年2月まで8回シリーズを、会場とWebのハイブリット形式で開催しました。

いずれも、90分の講演後、当センター 産業保健相談員 大塚文 が、ナビゲーターを行い、参加者間で、デスカッションを行い、意見交換を行いました。

就労支援セミナー チラシ [PDF:915KB]

第8回:令和4年2月15日開催

シリーズ最終回の第8回は、二人の外部講師をお迎えして、「職場復帰に必要な車の運転」をテーマに開催しました。

始めに、広島県警察本部交通部運転免許課 安全運転相談係より、「適正検査をする立場」から講演いただきました。

普段お話しを聞くことがない警察の方から、運転免許取得に関する規定や、運転免許の欠損事由について、平成14年以前の道路交通法から、平成13年改正道路交通法(平成14年6月1日施行)への変更点など、興味深いお話しを聞くことができました。

質疑応答では、「病気になったら免許センターに届けないといけないのですか?」など具体的な質問に答える形式で、分かりやすく一問一答形式で進めました。

続いて、「訓練する立場から」、地方独立行政法人広島市立病院機構 広島市立リハビリテーション病院 リハビリテーション技術科の方より、ご講演いただきました。

運転支援に関わっておられる作業療法士の立場から、運転再開支援、職場復帰支援において、認知機能障害に対する実践の流れを説明していただきました。

また、高次脳機能障害の方への運転支援や、運転補助装置についてもご説明いただきました。

高次脳機能障害の方の職場復帰では、困難事例も多く、そのため、実際に現場では、どのような支援が行われているかを知る機会となりました。

第7回:令和4年1月18日開催

第7回は、(独)高齢・障害・休職者雇用支援機構広島支部 広島障害者職業センター、上席障害者職業カウンセラーを外部講師に迎え、「就労支援機関が両立支援を語るPart2~メンタル不調者の支援を通して~」をテーマに講演をいただき、産業医、保健師、企業の衛生管理者等多職種の方21名参加いただきました。今回は、感染拡大状況を踏まえ、Webで開催しました。

講演では、企業への支援、リワーク支援、ジョブコーチ支援等、施設の支援内容をご講義いただき、その後、リワーク支援の事例をあげ、本人の様子、具体的な望まれる支援内容・方法、企業との調整について、ディスカッションしました。

「メンタル不調者に対する対応は企業にとっても大きな課題であり、障害者職業センターの業務内容を知ることができ勉強になった」との感想もいただきました。

第6回:令和3年12月7日開催

第6回は、国立吉備高原職業リハビリテーションセンター職業訓練部訓練第一課 課長を外部講師に迎え、「就労支援機関が両立支援を語るPart1~オーダーメイド型休職者訓練の事例を通して~」をテーマに講演いただき、9名の方にご参加いただきました。

講演では、県外の施設であることもあって、把握できていない「国立吉備高原職業リハビリテーションセンター」の施設の概要を把握したり、実際に支援しているケースを紹介をしていただき、事例検討しました。

「障害者職業能力開発校」は全国に2施設あり、吉備高原職業リハビリテーションセンターはその1つになります。様々な支援施設を知る機会となったと声を頂きました。

第5回:令和3年11月16日開催

第5回は、「障害者雇用を考える~当事者の力と決定を支える」をテーマに、当センター産業保健相談員 大塚文が講演し、11名の方にご参加いただきました。

障がい者雇用の歴史や理念、事例紹介、社会制度等多岐にわたる内容を抑え、その後のデスカッションに活かしました。

第4回:令和3年10月29日開催

第4回は、事例検討会を開催し、8名の方にご参加いただきました。

事例は、地元企業で支援している方から、「企業の中にいるキャリアコンサルタントの立場で感じたこと」をテーマに事例発表いただき、その後、ディスカッションを行いました。

その後、参加者の中から、日頃業務をしていて感じる事や、困っていることなど、活発に意見交換をしました。

第3回:令和3年10月12日

第3回は、当センター産業保健相談員 大塚文が、「就労支援のための社会資源」をテーマに講演し、20名の方にご参加いただきました。

関係機関との連携が必須な両立支援において、多くの視点で「社会資源」の情報をまとめておく重要性を感じました。

デスカッションにおいては、参加者から、日々取り組んでいる活動・取組みを、事例を報告していただき、現場での困りごとを共有すると共に、講師より、支援のポイントを伝えました。

第2回:令和3年9月14日開催

第2回は、当センター産業保健相談員 大塚文が、「就労支援をどのように考えるか~両立支援を取り巻く政策・現状・課題~」をテーマに講演し、27名にご参加いただきました。

現場で長く就労支援をしてきた経験談を基にした講演は、両立支援を考える上で大変参考となったと好評で、ディスカッションでは、多職種の方の意見を伺うことができ、有意義なものとなりました。

第1回:令和3年8月3日開催

第1回は、外部講師(筑波大学人間系 八重田淳先生)を講師に迎え、「働くことの意義と課題~アメリカの状況を踏まえて~」をテーマに開催し、20名の多職種の方々にご参加いただきました。

八重田先生の講演では、「働くとは」「働く意義」という基本的なことを考え、その後、ディスカッションを行いました。

私たちにとって、生活の一部ともなっている「就労」に対して、改めて見つめなおす機会となり、時間がもう少しあったら良かったとの意見をいただきました。

初回導入のテーマとして、就労の意義を見つめ直し、次回へのテーマにつなげていく予定です。


セミナー講師派遣

脳神経センター大田記念病院 セミナー 講師派遣

令和4年6月21日

診療報酬改定を踏まえ、就労支援への取組み強化を行っている病院から、治療と仕事の両立支援について講演依頼があり、当センター 産業保健専門職 寺村清美が、セミナー講師を行いました。

担当している部の医師をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士、MSW等、支援する幅広い関係者の方々が参加されていました。

今後の支援に向けて、院内において、具体的な連携方法を模索されていました。

呉医療センターオンラインセミナー

令和3年11月24日

当センターの両立支援出張相談窓口を開設している(独)国立病院機構 呉医療センターから、講演依頼があり、相談の充実化と連携強化のために、看護師やMSW等相談員を対象に、「産業保健総合支援センターの両立支援の事業内容と支援方法」と題して、当センター 産業保健専門職 寺村清美 がオンラインセミナーにて講演いたしました。

今後、相談件数の増加に向けて、外来や入院時において、両立支援案内リーフレットやカードの配布をより充実化させ、『病院で仕事の相談ができる』ということを広く広報し、早期に離職防止に向けて連携をとっていくことになりました。

治療と仕事 ~両立支援のポイント~

令和3年11月12日 主催:広島県・広島県・今治市雇用労働相談センター

広島県・今治市雇用労働相談センターが行う「治療と仕事~両立支援のポイント~」セミナーにおいて、弁護士、社会保険労務士と一緒に、当センター 産業保健専門職 寺村清美が講演しました。

まず最初に、弁護士より、「会社は労働者の健康状態にどう配慮するか」と題した講演があり、引き続き、社会保険労務士から「病気退職は突然に~治療と仕事の両立支援のポイント~」の講演後、当センター 産業保健専門職 寺村清美 より、病気になっても働きつづけたい・・・そんな労働者の思いに寄り添うためにはどのようにしたらよいかと題して、講演しました。

治療と仕事 ~両立支援のポイント~ チラシ [PDF:174KB]

がん治療と仕事の両立支援オンラインセミナー

令和3年7月13日 主催:広島県

広島県が取り組んでいる、Teamがん対策ひろしま登録企業における、「がん治療と仕事の両立支援」。その登録企業の取組を更に後押しするために、「治療と仕事の両立支援助成金」を活用した取組の推進を主なテーマとするオンラインセミナーが、令和3年7月13日に開催されました。そのセミナーに、当センター産業保健相談員 大塚文と、産業保健専門職 寺村清美が講師として講演しました。

大塚産業保健相談員は、「企業における両立支援体制の整備」と題して、社員ががんになった時に備えて、社内にどのような環境や制度を整えることが必要なのかを、事例を踏まえて講演いただきました。また、寺村産業保健専門職は、「治療と仕事の両立支援助成金」と題して、助成金の概要説明、申請に向けた取組のポイントや留意事項について解説しました。

参加者から、「両立支援コーディネーターと言うのを初めて知りました。」「研修を受け、助成金申請をしようと思います。」「今はまだ、病気になった社員はいませんが、いつ誰ががんになってもおかしくない時代、あらかじめ知っておくことで、病気で不安になっている社員が安心して治療に専念できる会社をつくっていくよう進めていきたいと思います。」等の感想をいただきました。

県内がん拠点病院向け研修

令和2年11月6日 主催:広島県

県内のがん診療連携拠点病院の看護師、MSW等を対象に、「治療と仕事の両立支援 出張相談窓口における両立支援の実際」と題し、当センター 産業保健専門職 寺村清美が、講演しました。

当センターが協定締結している出張相談窓口の相談内容や取組状況を報告お伝えしました。また、急性期病院だから就労相談は少ない、と捉えるのではなく、職業情報取集のポイントや、アセスメントの必要性を伝え、次の転院先や支援機関につなぐ必要性をお伝えました。