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産業保健相談員レター 2022年10月 ~「パワーハラスメント防止対策」企業は何から始める?~
2022.10.01
産業保健相談員 尾原 寿子 令和4年4月、労働施策総合推進法の改正に基づく「パワーハラスメント防止措置」が中小企業にも義務化されました。私は産業保健相談員として中小企業を訪問していますがパワハラ問題に対してどう対応していいのかわからない、またある大企業では社内のコンプライアンス相談の中にはパワハラ相談が多い等今や企業規模に関わらず急務の課題と言えます。では何から取り組んでいけばいいのでしょうか。 ...
産業保健相談員レター 2022年9月 ~『職域におけるがん対策について考える』~シリーズ5(最終回):事業主、産業医、産業保健スタッフの役割
2022.09.27
産業保健相談員 升味 正光 本題の職域におけるがん対策とは、これまで4回のシリーズで述べた通り、職業がんの原因並びにその対策について、3者間で協議することが妥当と考える。 我々産業保健スタッフは、作業者が毎日安全・安心な気持ちで働き続けさせることができ、しかも労働によって生じる病気をゼロとする労働衛生管理の体制づくりを最終目標としている。副題(シリーズ1~5)とした職業がん対策については、各職域で...
産業保健相談員レター 2022年8月 始まりは1981年 -振り返って思うこと-
2022.08.01
産業保健相談員 大塚 文 私にとって、1981年は2つの意味で特別な年である。1つはソーシャルワーカーとして就職したこと、もう1つは「国際障害者年」である。 入職した九州労災病院のリハビリテーション科では、働いている患者一人一人について、労働災害・私傷病を問わず、復職や新規就労が検討されていた。作業能力・職場環境のみならず、心理・社会・経済状態をアセスメントし、傷病から起こる生活や仕事上の問題とそ...
産業保健相談員レター2022年7月~健康経営につなげる一般定期健康診断~
2022.07.01
産業保健相談員 岡本和子 初夏~秋にかけて一般定期健康診断が行われている職場が多いと思います。しかし、健康診断が事務的に行われ、健康経営につながる健診事後措置が行われていない職場も散見されもったいないと感じることがあります。 人間に不老不死はありえません。「症状がなく健康だと自覚していても病気が始まっていることがある。」ということを、一般論として否定する人はいないと思います。ですが、「自分は...
令和4年度全国安全週間説明会において、広島県労働基準協会呉支部と共催でセミナーを行い、センターの広報活動をしました。
2022.06.09
松本直子産業保健相談員を講師として派遣し、転倒予防についての講演をいたしました。会場内で、実技を参加者の皆さんと行い、簡単に会社で取り入れられる転倒予防体操を、お伝えしました。また、センターの広報活動も同時に行い、有意義な説明会になりました。今後も機会があれば広報の場を提供していただきますようお願いします。6月6日(月) ビューポートくれ6月7日(火) 広まちづくりセンター6月8日(水) 警...
令和4年5月31日、広島県経営者協会の理事会において講演しました。
2022.06.09
「女性の健康問題を考える~誰もが働きやすい職場づくり~」と題しまして、当センター 産業保健専門職 寺村清美が講演しました。 受講生から、「最近、講演内容と同じ質問があった。なかなか話題に出し辛い内容で聞けてよかった」「今日の内容を持ち帰り、社内で伝えていきたい」などの声を頂いた。
産業保健相談員レター2022年6月
2022.06.01
「奥様ですか?」 産業保健相談員 礒田 朋子 昼間自宅にいると、勧誘の電話がかかってくる。 昼間に出勤も登校せず在宅していることから「主婦」だろうと踏んで、第一声は「奥様ですか?」 私はどなたの「奥様」でもないので、「いいえ」と答える。 すると、次は「お嬢様ですか?」と尋ねてくる。誰の娘でもないとは言えないので、「両親にとっては娘ですが」と答え、「お嬢様と呼ばれる年齢ではありませんけど」と付け加...
産業保健相談員レター2022年5月
2022.05.02
事務所衛生基準規則及び安全衛生規則の改正 産業保健相談員 井上 一弘1 はじめに 令和3年12月1日に「事務所衛生基準規則及び安全衛生規則」が公布され、職場における一般的な労働衛生基準が見直されました。 これは、多機能トイレの普及など社会情勢の変化に合わせ、作業場における清潔の保持、休養のための措置、良質な作業環境の確保を図るものです。 主な改正内容は次のとおりです。2 作業面の照度(令和4...